相談員コラム
202609/14
相談員コラム63【喝!あっぱれ!から思い出すこと】
「喝!」「あっぱれ!」でテレビ番組のスポーツコーナーを賑わせた張本勲さんが亡くなった。
日本のプロ野球で通算安打3085本の日本記録を持つが、500本塁打300盗塁も前人未到の記録だ。
広島で被爆し姉も亡くし、差別に遭い、貧乏の中で幼少期を育った。
女手一つで子育てをする母を助け、幸せを掴もうと野球選手を目指した。
頑張って大阪の高校に進学したが、不祥事で甲子園の出場は叶わなかった。
挫折や屈辱が積み重なるが、途中でくじけずに日本のプロ野球界でいくつもの金字塔を打ち立てた。
理不尽なことにも遭いながら、誰もが認める実績を残せたのはなぜか?
そこには、流した涙の数から培われた真の強さと優しさがあったからだ。
これは、張本さんでなくても持てるチカラだ。
今の時代だと通用しないハラスメント気質の上司の言葉を思い出す。
「悲しみをたくさん知っている人ほど人間としての深みも幅も持っている。そんな人間になれ!」と。
そして、恩師の言葉を思い出す。
「自分の処遇に不満があるならば、誰よりも圧倒的な成果を出せ」、さらに「一段でも高いところから言い続けることだ」と。
張本さんの訃報に接し、若いころ教えられた言葉を思い出した。(リュウ)