202604/14
相談員コラム41【桜のように】
大分の桜の花も今年は終わりを迎えた。
また来年見たいという気持ちが湧くが、日本の桜の中には伐採計画がある所もあり、もう見られなくなる桜もある。
災害復興の一環として伐採されるものもあるが、桜には深刻な問題もある。
根が道路まで伸びて舗装が波打つもの、伸びた枝が交通標識や建物などを邪魔するもの、台風や強風での倒木だ。
これらの桜は老木に多く、老木は大きいことや幹の中が空洞になっていることも多いからだ。
桜を楽しみたい人も多い一方で、行政の管理が追いつかないという現代事情もある。
また、日本人に愛されてきた桜の多くはソメイヨシノだが、病気にかかりやすくなっているという。
以前、桜の植樹を取材した際に『ジンダイアケボノ』という品種を植えたという話を聞いた。
安全性が問われる時代になり、人手不足が管理を難しくしている時勢に加えて、温暖化による冬の低温不足で花が咲かないことなど、日本の桜は時代や環境に応じた品種が求められているようだ。
これは、仕事の世界とよく似ている。
今までのやり方が間違っている訳ではないが、時代のニーズに合わせた世代交代や、多様性の受け入れができていない組織は、幹の中身が空洞になり倒れる。(リュウ)
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