相談員コラム
202604/01
相談員コラム39【流した涙の理由】
春は別れのシーズンだ。
卒業式、転勤、退職の涙も記憶にあるが、私が忘れられない涙は、女性の部下が流した涙だ。
私のいた会社は昇格試験があり、試験の結果と業務の成果や資格取得などを総合評価して結果とする。
部下の中に同じ年齢の女性が2人いた時期があった。
学校は違ったが、2人とも商業系の高校の出身だった。
ある年の昇格試験の結果を告げる時がきた。
1人は見事合格したが、1人は残念ながら不合格だった。
合格した方は「ご指導ありがとうございました」と笑顔だったが、不合格の方は「私の能力が低いからです。悔しい・・・」と私の前で号泣した。
年齢が同じだと、どうしても比較してしまう。
合格した方は、コツコツと努力していたが、第三者からの好き嫌いは分かれていた。
不合格の方は、皆から好かれた。
合格した方は、地道に業績を積み重ね、全社的にも評価を得るほどに成長していった。
不合格の方は、幸せな結婚をして、子どもも授かった。
同じ会社で仕事をしていても、まだ2人は30代半ばを過ぎたばかりなので、幸せな会社人生かどうかは分からない。
皆さんには、職場で流した涙の理由を考えていただきたい。
私は、目の前で号泣した彼女の涙を忘れない。(リュウ)